私はよく朝方起こされる。
今回はこないだ11歳になった飼い猫だった。
飼い猫がお腹に乗ってきて起こされるのは、飼い猫あるあるではないかと思いますが、、
最近どうも様子がおかしい。
家の中を歩き回って、ニャーニャー鳴くのです。
夫:「デブだからって君が美味しくないものばかり与えるからだよ。美味しいもの食べさせて」
確かにデブ気味なので肥満対策とか、11歳になったからシニア用とかの餌を与えてるけど、ちゃんと食べてるし、美味しくないとなぜわかる?
息子:「かまちょ、かまちょ」
かまちょ?ああ、かまってちゃんね。
するととうとう、トイレじゃないところに粗相をしてしまったのです。
初めてのことです。
私がどうしようか慌ててるのに、
夫:「たまには失敗するよなぁ」
しないよ。
息子:「もう歳なんじゃない?」
もうダメだ、こいつらに相談した私がバカだった。
こんな時、頼れるのはやっぱりGoogle。
徹底的に調べまくりました。
◆飼い猫が急に粗相をする原因
マーキング(尿スプレイ)
縄張りを作るためのマーキングは、うちの子は去勢してるからまず考えにくい。
病気のリスクを減らすためと、家中にマーキング(尿スプレイ)や、家を飛び出されても困るので、早め(生後6ヶ月ぐらい)に去勢手術、避妊手術について動物病院に相談しましょう。
去勢手術は、外科的に雄の精巣を摘出する手術です。一般的に手術は全身麻酔をかけて、精巣付近の皮膚を切開して行います。去勢手術を行うと男性ホルモンを分泌する精巣がなくなるために、男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれています。なお、雄の犬には発情期はなく、雌の発情中のフェロモンを嗅ぐことのよって興奮をしますので未避妊の雌の犬が周辺にいる場合は、犬が反応する回数も多くなります。
引用元:みんなの動物病気大百科
避妊手術は、外科的に雌の子宮と卵巣(動物病院によっては卵巣のみ)を摘出する手術です。手術は一般的に、全身麻酔をかけお腹を開けて行います。避妊手術を行うと、女性ホルモンを分泌する卵巣が無くなるために発情も無くなり、妊娠や女性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれています。
引用元:みんなの動物病気大百科
環境や状況が変わっていないか(ストレス)
最近コロナのせいで3人とも家におりますが何か問題でも?
猫は環境や状況が変わるのをものすごく嫌います。
引っ越しなどは極度のストレスと言われています。
高齢
これはちょっとびっくりしたんだけど、11歳といえば立派な老猫らしい。(人間だと60歳)
中年だと思ってました。
息子が言ってたことも間違いではないようです。
見た目も声も変わらないし、態度も変わらないから全然そう思わなかったけど、気をつけないと。
獣医学の進歩や、予防意識・飼育環境の向上などにより、ワンちゃんやネコちゃんたちの平均的な寿命は年々伸びてきています。しかしながら、ヒトと同じように老化現象はどのワンちゃんネコちゃんにも起こり、その老化が始まる年齢は一般的に 7 歳から 8 歳といわれています。
引用元:みんなの動物病気大百科
病気
一番多く出てきたのは腎不全というワードでした。
その他、膀胱炎や尿道閉塞など。
うちの子は2歳の時に一度この尿道閉塞で死にかけてます。
それからは餌などに気を使って、もう二度とそんなことにならないよう気をつけてきたつもりだったのに。
腎臓は、尿の生成、猫の体の中で不要になった老廃物や毒素を尿の中に排出、ホルモンの分泌などを行っている臓器です。この腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、猫に多飲(お水をたくさん飲む)や食欲不振、嘔吐などさまざまな症状を引き起こします。この状態を「腎不全」といいます。腎不全は猫の老齢期での発症が多く、死亡率の高い病気です。
引用元:みんなの動物病気大百科
下部尿路症候群(FLUTD)とは、ネコちゃんの尿の中に結晶が作られることで泌尿器におこる一連の症状のことをいいます。結晶自体が膀胱を傷つけたり、結晶の集まりが塊状になり、できた結石が尿道につまってしまう尿道閉塞の症状などがおこります。この病気は男の子のネコちゃんでも女の子のネコちゃんでもおこりますが、特に男の子で重症となることが多いようです。女の子の尿道は一般的に太く短い構造なのですが、男の子の尿道は細く長い構造をしていて、先端につれてさらに細くなっているため、結晶や結石がつまりやすくなっているからです。
引用元:みんなの動物病気大百科
ただ単にトイレが嫌
ん?
そういえば最近トイレを変えました。
小さい時からずっとシステムトイレを使っていましたが、最近よく砂を飛ばすようになったので、飛び散らないようにトイレの形を変えて、ドーム型にしたんだった。
なんなら全自動のフルカバータイプが欲しいと思ってたんだけど、高いから断念したんだった。
◆とりあえずできること
高齢猫ということと、病気も視野に入れつつ、今度は猫のトイレについて徹底的に調べました。
猫はキレイなトイレしか好まないというのは知ってたので、いつも掃除には気を使っていましたが、どうも匂いがすぐに気になってきます。
システムトイレと、そのトイレ用の砂なら間違いないだろうとずっと思い込んできたのですが。
まず、最近変えたドーム型は猫の好き嫌いがあること。
プラスティック製はどうしても匂いがついてしまって、洗っても落ちにくいということ。
猫砂も好き嫌いがあること。
そんなん飼い主が選ぶんだから、猫はそれに慣れてくれないと。
と、思いつつ、試してみることに。
◆トイレ一式買い替えてみた
ステンレスのトイレ
プラスティック製は匂いが取れないなら、ステンレスではどうかと思い買ってみました。
うちの子はデブなので、ゆったり大きめのサイズで40㎝×60㎝×15㎝にしました。
深さが20㎝のものもあり、砂が飛び散りにくいかとは思ったんですが、これから老体になっていくので出入りしやすい15㎝の方が良いかと思いました。
高級猫砂
今まではシステムトイレ用のチップだったのですが、全く違うものを選びました。
ただ、高いです。でも愛する猫のためです。試してみる価値はありそうです。
猫砂マット
砂が飛び散りそうなので、これも色々探しました。
二層になっていて、そのままトイレに戻せるものを選びました。
これも一回り小さなものもありますが、大きい方にしました。
猫砂スコップ
ついでに猫砂スコップもステンレスにしました。
ついでに
こんなものも買ってみました。
少しでも食事しやすいように。
◆結果
本当にびっくりなんですが、トイレ一式変えることによって、猫の機嫌はすっかり治りました。
粗相もしませんし、意味がわからなく鳴くことも減りました。
たまに鳴くのはやっぱり、かまちょかも。
ステンレスのトイレは、ゆったりめのサイズで落ち着いてできそう。
高級砂は匂いが全くしません。本当にびっくりです。
ステンレスのトイレと高級砂は掃除がめちゃくちゃ楽です。
台所のおけと同じ感じなので、丸洗いが楽です。
砂は高いけど、掃除は固まったものを取り出せば良いだけで、そんなにしょっちゅう全部交換しなくて良いので、長い目で見るとそんなに高くないと思いました。
今まで、システムトイレなら間違いないだろうという思い込みを、一気に覆す品々でした。
猫にも好みがあるのです。
◆まとめ
うちの猫は老猫なので、もちろんトイレだけじゃなく、病気のことやストレスのことも考えなくてはいけませんが、今回はトイレを、ドーム型に変えたのがよくなかったみたいです。
ドーム型は砂が飛び散りにくいので、飼い主には良いですが、匂いがこもりやすく、嫌がる猫もいるそうです。
忙しく過ごしていると、つい飼い主の楽なものを選んでしましますが、猫のことを考えてグッズは揃えてあげたいですね。
今さらですが反省しています。
もし不機嫌な猫ちゃんがいましたら、参考にしていただけると幸いです。